iDeCoの評価額が暴落したらどうする?——下落局面でやってはいけないことと続け方

iDeCoが暴落したときの対処法を解説。狼狽売り・積立停止のリスク、ドルコスト平均法の効果、受け取り前の年代別の考え方をわかりやすく紹介します。

暴落時こそ「何もしない」が基本戦略

株式市場が大きく下落すると、iDeCoの資産評価額も一時的に大きく減り、不安になる人が増えます。しかしiDeCoは原則60歳まで引き出せない、長期の積立を前提とした制度です。目先の下落に反応して行動を変えることが、かえって将来の受取額を減らしてしまうことがあります。まず押さえたいのは、長期投資では下落局面での「何もしない」勇気がもっとも重要だということです。評価額の減少はあくまで途中経過であり、売却して確定させない限り損失は現実のものになりません。

やってはいけない3つの行動

下落時に多くの人がやりがちで、後悔につながりやすい行動があります。

  • 狼狽売り(スイッチングで慌てて元本確保型へ全額移す):安値で売って高値で買い戻せず、回復の恩恵を逃す
  • 積立の停止:安く買えるチャンスを自ら手放すことになる
  • 評価額を頻繁に見て一喜一憂する:短期の値動きに引きずられ判断を誤る

特に「下がったから売る」は、長期の資産形成では逆効果になりやすい行動です。

むしろ暴落は「安く買える局面」

iDeCoは毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法が基本です。この方法では、価格が下がったときには同じ掛金でより多くの口数を買えます。つまり暴落は、将来の回復に向けて安い価格で仕込めるチャンスでもあります。積立を続けていれば、価格が下がった局面で買った口数が、相場回復時に大きく効いてきます。下落中に積立をやめてしまうと、この平均取得単価を下げる効果を捨てることになります。

年代別に考える下落への向き合い方

受け取りまでの期間によって、下落の受け止め方は変わります。

  • 20〜40代:受け取りまで年数があるため、回復を待つ時間は十分。基本は積立継続でよい。
  • 50代前半:受け取りが近づくため、資産配分にリスクを取りすぎていないか点検する。
  • 受け取り直前:相場下落と受取時期が重なると影響が大きい。早めにリスク資産の比率を計画的に下げておく。

ポイントは、暴落が起きてから慌てて動くのではなく、平常時にあらかじめ年齢に合った配分にしておくことです。

まとめ:計画どおり淡々と続ける

iDeCoの暴落対策は、狼狽売りや積立停止をせず、あらかじめ決めた配分で淡々と積立を続けることに尽きます。受け取りが近い人だけは、平常時にリスクを落とす見直しをしておきましょう。当サイトの診断で、自分の年代に合った運用商品の配分を確認してみてください。

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