iDeCoの掛金は途中で増減できる?——収入変化に応じた見直しのタイミングとルール
iDeCoの掛金額は年に1回変更可能です。収入の増減があったときに見直すべきタイミングと手続きのルールを解説します。
iDeCoの掛金は「年1回」変更できる
iDeCoの掛金額は、加入後ずっと固定というわけではなく、年に1回(12月分の掛金から翌年11月分まで)変更手続きが可能だ。収入の増減やライフスタイルの変化に応じて、無理のない範囲で掛金を見直せる仕組みになっている。
掛金を見直すべきタイミング
- 収入が増えたとき:昇給・転職による年収アップは、掛金上限額に余裕ができるサイン。上限まで拠出できていない場合は増額を検討する好機になる
- 収入が減ったとき:転職・独立・育休などで収入が下がった場合、無理な掛金を続けると生活費を圧迫するため、最低額(月5,000円)まで減額することも選択肢になる
- 職業区分が変わったとき:会社員から自営業者になる、扶養に入るなど、加入者区分が変わると掛金の上限額自体が変わるため、見直しが必須になる
- 企業年金制度に加入したとき:転職先で企業型DCなどに加入した場合、iDeCoの掛金上限額が変わることがあるため確認が必要
掛金変更の手続き
- 「加入者掛金額変更届」を提出する:運営管理機関(金融機関)から書類を取り寄せ、必要事項を記入して提出する
- 変更の反映には1〜2ヶ月程度かかる:申請してすぐに反映されるわけではないため、収入変化が見込まれる場合は早めに手続きする
- 掛金の停止(拠出停止)も可能:一時的に掛金を出せない状況になった場合、運用指図者として掛金拠出だけを止めることもできる(この場合も手続きが必要)
掛金額を決める際の考え方
掛金額を増減する際は、「無理なく継続できる金額かどうか」を最優先に考えるべきだ。iDeCoは原則60歳まで引き出せない制度のため、生活費を圧迫してまで高い掛金を設定すると、途中で資金繰りに困る可能性がある。節税メリットの大きさと、無理のない継続可能性のバランスを取ることが重要だ。
まとめ
iDeCoの掛金は年1回、収入やライフステージの変化に応じて見直すことができる。増額なら節税メリットの拡大、減額なら家計の安定を優先するなど、状況に応じて柔軟に調整し、無理なく続けられる金額を維持することが長期運用の成功につながる。
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